肩こりの原因は様々ですが、その多くは内臓疾患により、肩の筋肉に疲労物質がたまって(漢方でいう気血の滞り)、肩こりが起こるケースです。肩こりというのは、それだけの単独疾患である場合は少なく、他の疾患の付随症状であることが多いのです。その原因となる疾患は多岐に渡り、高・低血圧症、心臓疾患、貧血症、頚腕症候群、神経症、消化器疾患、更年期障害、生理不順、目、耳、歯の疾患などが挙げられます。従って、これらの根本的な疾患を治せば、肩こりはなくなるはずです。
鍼灸・漢方では望診(顔色、目の色・輝きなどを見る)、聞診(患者さんの息の音などを聞いたり、体臭をかぐ)、問診、切診(患者さんの体に触れる)という独特な4段階の診察をし、その結果を総合して根本的な疾患治療を行います。また、肩こりは体質的には水毒(体液が体内に滞ること)、お血(気血の滞り)がある人に多く見られます。また、肝臓の悪い人は右肩に、胃に疾患のある人は左肩に肩こりを生じやすいということを多く経験しています。
病気をその病名でとらえる西洋医学では、肩こりは病気ではなく、肩こりの特効薬は全くありません。まさに肩こり治療は、鍼灸・漢方の独壇場であります。
回答:山口義弘先生(山口鍼灸・漢方クリニック/NY) 212-246-7588
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