コミュニティーインフォ
営業職で、ほとんど一日中外回りをしていますが、半年位前から歩き過ぎると親指の付け根がとても痛く、力を入れて歩けなくなります。普通に歩いている分には、差しつかえありません。外から見るかぎりでは、まだ骨の形は変形していないようですが、外反母趾でしょうか?外反母趾とはどういう状態をいうのですか?また、長く歩くのに適している靴など(スニーカー、サンダル以外)があったら教えて下さい。(45歳男性)

この方の場合は、まだ親指の変形がないようなので、外反母趾ではありません。鑑別診断として、年齢から考えると、@関節炎 A痛風 B神経炎 C膿疱炎 などが考えられます。外反母趾とは、足の親指の骨が付け根から変形している場合の整形外科用語です。これは @完全に親指の付け根の関節が脱臼している場合 A親指の付け根がずれている場合 B関節は正常な位置にあるが、骨が外側に向かって異常に増殖する場合があります。 
外反母趾になる理由には、

  1. 先の尖った靴などを履いていたために起こる、靴圧による形成(特に女性に多い)
  2. (1)の状態が何世代も続き、遺伝子として残ってしまう場合
  3. 非常に稀な例だが、下肢の神経系、筋肉の異常(例:扁平足)から正常へ戻ろうとする力が加わり、変形する場合があります。

外反母趾の治療には、

  1. 靴底板を使用して、悪化を防ぐ
  2. 幼児期に発見することができれば、整形靴と靴底板の使用によって矯正する
  3. 手術によって外科的に治療する

などがあります。できれば手術は避けたいものです。靴底板(オルソーティク補助具)の使用をお勧めします。

回答:橘英俊先生(日本クリニック/ニューヨーク)
212-575-8910

 

 

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