円形脱毛とは、局所の脱毛以外はこれといった異常のないものを言います。これは、特定の一部分から頭全体に及ぶものがあり、この場合は自己免疫異常が原因と考えられます。しかし、通常、脱毛は多くの要因によって起こり、そしてその中にはストレスや鬱病、高熱、手術によるショックや出血、無理なダイエット、またはある種の薬(たとえばビタミンAの取り過ぎなど)も要因となります。さらに遺伝による男性の脱毛、白癬菌の感染、ヘアスタイルによっては髪の毛が強く引っ張られるので、分け目が脱毛していくもの、全体におよぶ紅斑性狠瘡等の要因があり、この場合は慎重に考えなければなりません。
この方の円形脱毛の診断が正しいものと仮定すれば、通常ならこれらの症状は、たいてい40歳前に現れます。しかし、年齢に関わらず40歳以降でも起こりえます。そして、ほとんどの患者さんの円形脱毛は別に治療をしなくても9カ月以内に治り、特にひとつか2つ程度の円形脱毛ならば、ほとんど治癒します。そして、それがもし初めての脱毛ならば、治りはもっと早いと予測されます。
しかし、子供時代からの脱毛や、数の多い脱毛、まつげや眉毛の脱毛、アトピー性皮膚炎や湿疹のある人、また、過去に後頭部や頭全体に関する病歴などがある場合には、治りにくいこともあります。
治療法としては副腎皮質ホルモンの塗り薬やステロイドの局所注射などがありますが、システミックステロイド(注射や飲み薬などで体全体にまわるもの)は、拒否反応や副作用を起こす場合があります。ミノキシディル溶液は、ある種の広範囲にわたる脱毛症に使用されます。他に、光線療法、紫外線治療、サイクロスポーリンの局部湿布などの治療もあります。
しかし、結論としては、初めてできた1、2カ所程度の、他の病気に関与しない小さな脱毛であれば、1年以内に自然に良くなるでしょう。
回答:Dr. George In
(プラザ・ファミリー・メディカルグループ/LA)
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