いい気持でお酒を飲んだ後、トイレに何回も行かなくてはならないのは、うっとうしいものですね。しかし、あなたの周りのお酒をたくさん飲む方に尋ねてみて下さい。同じ悩みを持っている方は意外と多いのではないでしょうか。このような状態は、人間のホルモンとアルコールの関係から正常であるとも言えます。
人間の体には尿量を調節するホルモンがあります。ビールを飲むと「抗利尿ホルモン」が抑制され尿量が増えます。膀胱は一定量の尿量しか溜めておけないので、トイレに何度も行きたくなるのです。しかし、このような病状を訴える若い男性の中には、前立腺の炎症を起こしている方もおられます。その場合、原因としては細菌やウイルス、まれに真菌(カビ)が考えられ、ドキシサイクリン等の抗生物質で病状は改善されます。もしこれで良くならない場合は、尿道カテーテルで残尿量を測定したり、膀胱内測定や尿道膀胱鏡で結石、腫瘍等がないかどうか検査が必要になることもあります。また、神経性病変も考えられますので、心配な方は泌尿科専門医に相談されることをお勧めします。
回答:光岡洋先生(ジャパン・インターナショナル・メディカル・クリニック/LA)
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