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1989年渡米。NYU英語コース、パーソンズスクールオブデザインを経て、現在はフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動中。2002年9月に初の著書となる『笑うニューヨークDELUXE』を講談社文庫より出版。今年5月には第二弾となる『笑うニューヨークDYNAMITES』を上梓し、出版記念サイン会を日本にて行った。 現在、愛犬のシベリアンハスキーの「チョビ」(コミック『動物のお医者さん』好きか?)と二人暮らし。何でも「チョビ」のほうが男の子にモテモテなのが口惜しいとのこと。 |
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| <vol.15> 『
シングルズ・パーティー潜入記・後日談1
』
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そう。あれは、あの世にも恐ろしい時間の無駄遣い、シングルズ・パーティー初体
験から2日後のことである。
電話が鳴った。
かっこよく言えばフリーランス。率直に言うと無職のリンコは、いちんちじゅう家
に居る。これを喜んでいるのはチョビぐらいなもんで(いや、だから飼い犬のチョビ
ね)、日中の勧誘電話の多さには辟易しているリンコ。失業後、早速入手したCaller
IDでスクリーニングしてみると、何故かNJの電話番号である。もしかしたらのもしか
したで仕事の電話かもしれないし……と思い、受話器を取ってみた。
「ハロー?」
「ヘーイ! レイコー!?」
こ、この声は……。
「イッツミー! ビリー!」
ぎえいやあああああああああああああああああああああ!
「シングルズ・パーティーで会ったビリーだよ!」
わ、わかっとるわい! なんで私んとこに電話なんかしてくるんじゃあ〜。
「キミが待っていると思って電話してあげたけど?」
ご、語尾を上げるなっ! お前は女子高生か! 第一誰も待っとらんわい!!
「他にも色々電話しなくちゃいけなかったので、キミに連絡するのが今日になっちゃ
ったんだけど、今週マンハッタンに行くから一度会おうか?」
あ、会おうかって……会おうかって……だ、だ、誰と誰がっ!?
「あの、あのそのあの。私の友達には電話したの?」
自分のためなら友達など簡単に売ってしまう、薄っぺらな女の友情の典型である。
ニワトリをIちゃんに押しつけようとしたのだ。
「オー。キミの友達にはまだ電話していなーい。キミと彼女、どっちが好きかまだ
決めかねているんだー」
ど、どっちが好き……て……。決めかねてるって……。
<結局まだ続くんかい! 次はいよいよIちゃんの証言だ! 待て、次号!!>
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