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1989年渡米。NYU英語コース、パーソンズスクールオブデザインを経て、現在はフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動中。2002年9月に初の著書となる『笑うニューヨークDELUXE』を講談社文庫より出版。今年5月には第二弾となる『笑うニューヨークDYNAMITES』を上梓し、出版記念サイン会を日本にて行った。 現在、愛犬のシベリアンハスキーの「チョビ」(コミック『動物のお医者さん』好きか?)と二人暮らし。何でも「チョビ」のほうが男の子にモテモテなのが口惜しいとのこと。 |
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| <vol.23>
『
ブラインド・デート4
』
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もう本当にやめたら? という友人たちの声を無視して続けたブラインド・デート。
次のお相手は、これまた弁護士のデニースさんであった。何を弁護する人なのかとい
うと、それはよくわからない。会った瞬間に『生まれたてのヒヨみたいだな』と思っ
てしまったため、デニースさんはリンコの心の中で『ヒヨちゃん』になってしまい、
弁護士ではなくなったからである。そして、残念ながらデニースさんも、リチャード・
ギアでもアンディ・ガルシアでもアル・パチーノでもない、ただの『ヒヨちゃん』だっ
た。我ながらヒドいことを言うと思うが、多分むこうだって後で『訳のわからんカマ
ボコみたいな日本人女だったなあ』なんて友達に言ってるかもしれないし、そこはお
あいこということで(勝手に決めてる)。
颯爽とアタッシュケースを持って登場したデニースさん。『ヒヨちゃん』ではある
が、とっても知的な雰囲気。肘に丸い革のパッチワークがついた茶色いツイードジャ
ケットを、ピンクのポロシャツの上に着ていたけれど、でも知的な雰囲気。
「いやー。ボクの前のガールフレンドが日本人だったんだよね」
開口一番、このセリフ。
げ。また『侘び』とか『寂び』とか言い出すんだろうか(第一回フレッドさんの章
参照、とか言われても誰も覚えてないか)。
「で、申し訳ないんだけど、急な仕事が入ってしまってねえ。お茶だけで帰らなく
ちゃならなくなったんだ。
でもキミさえ良ければ後で自宅に電話してきてくれてもいいんだよ。コレがボクの電
話番号。さ、キミの電話番号をこの裏に書いてボクによこしなさい」
名刺を手渡され、え? あ? はい? と、なんだかわからんウチに電話番号を交
換することになってしまった。
〈お茶だけで帰るということは、ただ単にリンコが気に入らなかっただけなんじゃ?
この後、電話で一体何が起こるのか!? 待て、次号!〉
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