コミュニティーインフォ
1989年渡米。NYU英語コース、パーソンズスクールオブデザインを経て、現在はフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動中。2002年9月に初の著書となる『笑うニューヨークDELUXE』を講談社文庫より出版。今年5月には第二弾となる『笑うニューヨークDYNAMITES』を上梓し、出版記念サイン会を日本にて行った。 現在、愛犬のシベリアンハスキーの「チョビ」(コミック『動物のお医者さん』好きか?)と二人暮らし。何でも「チョビ」のほうが男の子にモテモテなのが口惜しいとのこと。
<vol.28> 『 ブラインド・デート8 』

懲りない女には、それなりの報いというものがあるものです。この場合、報いとい
うのは『報復』と『報酬』両方の意味を兼ねていますが。次に登場したブラインド・
デートのお相手は、『天下御免の向こう傷・地中海の情熱フィリップさん』である。
とか言われても意味わからんわい、ってお思いの方は、リンコの本『笑うニューヨー
クDANGER』を読んで下さいお願いしますペコペコ。とにかく、凄い人なんですフィリッ
プさん。こんな人に出会えた自分の人生が、奇跡のように思えます。まずは外見です
が、ハンサムなおじさんなんです。若かりし頃のお写真を見せていただくと、もう感
涙もののいい男です。道を歩いていたら、大勢の女性が振り向いたに違いありません。
身長6フィート1という長身だし、髪の毛はフサフサ黒々。きりりと苦み走ったお顔。
眉間にはつねにシワが入?いるけど、それもまたなんとなくいい味を出してるんです
な。で、まあ若い頃はよしとして、今(たぶん50歳ぐらい)はおじさんなんですよ。
おじさん。お腹の突き出たおじさん。若い時だけじゃなく、今だってハンサムですよ、
確かに。でもおじさんなんです。はっきりと。
 さて、初対面の時、おっさんは40分遅刻してきました。シーポートのお天気の良い
午後だったから待ちましたがね、雨とか雪とか寒い日とかだったら、絶対待たないで
す。で、待ちくたびれた頃登場したおっさんの第一声が「私はチョー有名でチョー偉
大なアーティストである」だったのだ。いや、冗談じゃなくって。そんなこと言われ
ても、それと40分の遅刻とどういう関係があるのか、って訊きたかったですよ実際あ
たしゃ。
<文句があるならいい加減にやめろ。という周囲の声を無視して続くブラインド・デー
ト編。このまま情熱おやじ物語に突入か? 待て、次号!!>


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