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1989年渡米。NYU英語コース、パーソンズスクールオブデザインを経て、現在はフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動中。2002年9月に初の著書となる『笑うニューヨークDELUXE』を講談社文庫より出版。今年5月には第二弾となる『笑うニューヨークDYNAMITES』を上梓し、出版記念サイン会を日本にて行った。 現在、愛犬のシベリアンハスキーの「チョビ」(コミック『動物のお医者さん』好きか?)と二人暮らし。何でも「チョビ」のほうが男の子にモテモテなのが口惜しいとのこと。 |
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| <vol.41> 『ブラインド・デート<もっとすごいヤツ5>』 |
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蝋燭師G(すごい怪しいな)がポッケから取り出したのは、なぜかID。妙な手つきでIDを私の鼻面につきつけたG。
「ほらね。ボクは本物のお医者でしょ? 昔は海兵隊員だったんだけど、その後FDNY(NY消防局)付きドクターになったんだ」
なるほど。確かにFDNYとてっぺんに書いてあるし、名前の後ろにはMD(メディカルドクター)ってくっついてるな。しかし、妙にニヤニヤ笑いの証明写真が、枠中顔面だらけになっていてブキミ。しかもアンタのその人差し指は何?なんか不自然な位置でIDを持ってるけど、その指でなんかを隠してるのか?
Gの怪しげな人差し指の位置は、どうやら生年月日の欄らしい。大体アンタが何歳
かなんて別に誰も訊いとらんし興味もないのだが、そうやって隠されると逆に妙に気になるのが人情(?か?)。
「で?何年生まれなんですか?」と訊いてみると、慌てた様子のG。
「ふぉ……」
え?ふぉ?フォーティーなんとかって言いたいのか?
「さ……」
おいこら。フォーティーなんとかって言おうとして、気が変わってサーティーなんとかに変えようとしてないか?だったらバレバレだぞ。
「アーリーフォーティエス……」
ふうーん。40代前半ね。。ふうーん。
Gの怪しげな態度になんとなく不信感が募るが、よく考えたら別にコイツが何歳でも私の人生には全く関係ないので追求するのはやめにした
が。
その後、Gが油断して別のIDをカウンターに置いたとき、偶然生年月日が見えてし
まった。ちらっと見えた生年月日から計算すると、当時Gは47歳。どこが『前半』なんじゃ。第一どうしてそういうくだらないウソをつくんじゃ。意味がないウソはやめなさいちゅうのに。と思ったけど、コイツとそういう会話をする自体ダルいので、放置した。
<無駄に不審な態度を取るG。一体何がしたいのだ。そしてリンコよお前もじゃ。いい加減家に帰りなさい。と思いつつ、待て、次号!>
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