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1989年渡米。NYU英語コース、パーソンズスクールオブデザインを経て、現在はフリーランスのグラフィックデザイナーとして活動中。2002年9月に初の著書となる『笑うニューヨークDELUXE』を講談社文庫より出版。今年5月には第二弾となる『笑うニューヨークDYNAMITES』を上梓し、出版記念サイン会を日本にて行った。 現在、愛犬のシベリアンハスキーの「チョビ」(コミック『動物のお医者さん』好きか?)と二人暮らし。何でも「チョビ」のほうが男の子にモテモテなのが口惜しいとのこと。 |
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| <vol.51> 『ブラインド・デート<もっとすごいヤツ14>』 |
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さて、でてきたデザートは何かなと言うと、これがティラミス。
アンタ。焼肉屋でティラミスって……。
「ウーン。デリシャス」とかほざいているG。デリシャスかなんか知らんけど、焼肉屋でティラミスを注文するヤツ、あたしゃ初めて見たよ。横に添えられて いるのは、鉄瓶とティーバッグ入りのバスケット。たくさんあるティーバッグから、好きな物を選んで飲んで下さいというわけね。
何を飲もうかなあ、ハーブティーにしようかなあ、と思って手を伸ばした瞬間、Gの巨大な手がバスケットに伸び、
「グリーンティーでしょ?日本人なんだから」と、勝手にグリーンティーのティーバッグをビリビリビリ。違う。私はハーブティーが飲みたかったんだ。と言 う暇もあらばこそである。どっぼーんとティーバッグを鉄瓶に入れ、ばしゃばしゃと振り回すG。親切心でやってくれているように思えなくもないけど、色ん な意味で大迷惑。結局出過ぎで渋くなった上に、はっきりいってアメリカ製のあんまり美味しくない緑茶をすするハメに。
ハー、と思わずため息をつくリンコに「上等のグリーンティーでしょ?」と満足げなG。全然ちゃうわい、とはさすがに言えず(言ってやりゃよかった よ)、ウーンと曖昧に首を傾げながら不味くて渋いお茶を飲み干し、Gに無断でウェイターにチェックを頼んだ。だって、このまま行くとチューのチャンスを 狙うGと、永遠に焼き肉テーブルの前に座ってなくちゃならなくなりそうだし。それにいつもだったら絶対半分払うところだけど、この時ばっかりは『おめえ が払えよG』の気分満載だったのだ。
やってきたチェックに支払いをすませ、リンコと一緒に立ち上がるG。払え払えおめえが払え。わたしゃ1セントたりとも払わんからな。と強気の姿勢で背 中を向けたリンコだったが、Gの「You know what」の言葉に思わず振り返ると、Gが手を伸ばしたその先には……。
<ああ。やっぱり今月で終わらなかった。来月が最終回よ。ホントよ。だから、待て、次号!>
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