リベンジ人生道場2 第二回
Q:つい最近就職したばかりなのに会社が倒産してしまいました。貯金はゼロ、実家もビンボー、この先、どうしたらいいんだか…。(22歳・失業中・男)
A:それはさぞかし辛い日々を送ってるんだろうなぁ。おめでとう!
よかったじゃん。その若さでそんな苦労はなかなかできないよ。「パンの耳を泣きながらかじった者にしか、人生の深みはわからない」。実はこれ僕の大好きな言葉なんだよね。高校生のときだったかなぁ。なにかの本で読んだんだけど、1発でグッと来たよ。そのころ、僕の家はマジでパンの耳をかじる寸前の生活だったからさ。でも、今となれば、若いころの苦労は買ってでもしなきゃって、ホンキで思うよ。あのとき味わった辛さと悔しさがあるから頑張れるんです。僕がお世話になっている某社長も、戦争で家を焼かれたときに食べた炊き出しの味がいまだに忘れられないそうで
す。人生のなかであれほど美味しいと思ったことはないって。僕もいまだに潰れて冷たくなったチーズバーガーが大好きなの。前に話したけど、僕は日本でダメの烙印を押されて、たった100万円を握りしめてアメリカに渡りました。アメリカの大学に入ったんだけど、勉強に専念するためにアルバイトはいっさいやらなかった。もうメチャ貧乏でしたよ。いつも一番安いチーズバーガーばかり食べてた。1度に食べちゃうともったいないから、半分ずつ2回に分けて食べるんです。口の中で形がなくなるまでたっぷりの水をふくんでよく噛むと、けっこうお腹に溜まるんですよね。今でもたまに食べます。辛かったときのことを思い出すために。あんな時代には頼まれても戻りたくない。死んでも諦めッか、っていう気になれるんだよ。なんて、半分はマジに好きなだけなんだけどね。
自分を鍛えるチャンスだと思えばいいんです。第一、浮いたり沈んだりがなきゃ人生なんてつまんないじゃん。(初出:週間SPA!)
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