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リベンジ人生道場2 第二十九回

自分でレストランをつくるのが夢です。社会勉強のために就職を希望し、就職活動をしています。が、どんどん理想から遠ざかるような気もして。(学生・女)

 これだ、と思ったことを正しいと感じてやっているなら、それはちゃんとビジョンに向かって進んでいるんです。それが目標とは別ジャンルの仕事でもね。自分の目標のために自分自身で決めたこと、自分自身に約束したことをちゃんとやってれば、かけ離れてはいないよ。近づいてるんだよ。

  僕がキミぐらいの年齢のときなんて、「天下を取ってやる」程度の幼稚なビジョンしか持ってませんでした。政治家を目指した時期もあったし、ジャーナリストの道を進もうと思ったこともあります。サラリーマンもやりました。いろんな体験のなかで、自分はなにが得意で、なにに向いているのかがわかったから、ようやく人生のビジョンに巡り合えたんです。「自分はこれだ、というものを見つけた人間が成功する」という言葉を、ある社長から聞いたことがあります。人生の目標なんて、簡単には出会えやしないって。二十歳ソコソコで目標がわかったら、世の中は成功者だらけだよ。若いうちから決めつけすぎると、周りが見えなくなるだけです。臨機応変に行かなきゃね。

  それにしても、SPA!で連載を始めてから、こういう悩みの質問が多いんだよね。それこそ『板越流』に、僕を待ち伏せした人もいたなぁ。なかには「経営のコツを教えて下さい」なんてズーズーしい人もいたけど(笑)。僕を頼って来てくれるのは嬉しいし、積極的に行動する姿勢は買います。ナイストライだよ。

  でもね、最後は自分で考えて欲しいんだ。どうも僕の尺度に合わせようとする感じの相談もくるんだよな。「板越ならわかってくれるはず」と思ってるなら、甘えでしょ。自分でリスクを取れなきゃダメだって。とにかくポジティブに生きよう。僕が言えることは、それだけです。 (初出:週刊SPA!)




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