| A:逆境に強いっていうか、転んでもタダでは起きないっていうのが、僕の信条だからね。最近わかったんだけど、「テロが起こった瞬間、俺、なんて言ってた?」って、社員に聞いたんだ。「社長、電話の向こうで興奮してましたよ」だって。僕は自宅のベランダから、ビル倒壊の写真を撮ってたの。で、「こりゃ50万円ぐらいで売れるぞ!」って、はしゃいでたんだって。「こんなときでも、社長はやっぱり商魂たくましいや」って、皆で笑ってたらしいけどね。そうはいっても、その後は寝込んじゃたからね。正直なところ、今だってたいへんですよ。でも、テロ前の仕事が順調だったときより、逆境の今のほうが生きてる感じがするんだよ。冷静になって振り返ってみると、上場だなんだって騒いでたときは、投資家やコンサルタントに踊らされてた。ジャングルのターザンが都会に連れてこられたようなモンですよ。元気の良いヤツがいるぞって、都会に連れてこられて、洋服着させられて、戦わされて。商品価値がなくなったらポイと捨てられた。もちろん、悪いのは自分なんだよ。都会に出ることを選択したのは、俺自身なんだから。苦境になった途端に離れていったヤツもいれば、変わらずに応援してくれる人もいる。 実際、次に訪れる成功が本当の成功だと思ってる。
元ホームレスの彼を雇うとき、こう話したんだ。「人生は悪いジョークみたいなもんです」って。キミのいうように、悪い夢、冗談のキツい芝居だよ人生は。逆境のときは、「おい、冗談きついよ!」って突っ込み入れて笑ってやろうぜ。(初出:週刊SPA!) |