| A:エリートへのレールに乗るかどうかは、子供のときの家庭環境に大きく左右されちゃうじゃない。親が子供に知性を持たせたいと思っていたかどうかでさ。オレも大学生のとき、「キミは勉強の仕方を知らない」って、早稲田大のヤツにバカにされたことがある。「勉強ができるかどうかは、やり方を知ってるか知らないか。キミがどんなに頑張ってもボクには追いつけない」ってね。あれはムカついた。東大や早稲田、慶応にいくのは、ちゃんとした家庭の子供でしょ。親がヤンママとか下町の零細企業の、家に本棚もないような家のガキが、いきなり「東大に行こう」なんて考えねえっ
て。オレがそうだったから。でも、親の影響で手にした学歴だけで渡っていけるのは20代まで。30歳からは自分の力でのし上がっていくんだよ。その転換期が来るのが、ボクは人より早かったんだよね。ヤンキー人生をリセットするため、留学する決心をしたとき、オヤジが「費用を出してやる」といってくれたんです。それを頼りに計画を進めて、5月には入学も決まってた。それなのに、渡米直前になって、「スマン、お金が作れなかった」って。オヤジが泣いて謝った。でも、そのとき思った。ああ、親頼りにするのも終わりにしなきゃいけないんだなって。2人で抱き合って泣いた。
「もういいよ、オヤジ。ここから先は自分の人生だから」って。それで大学には入学を9月まで延ばしてもらって、3カ月間バイク便で働いて、資金を貯めたんだ。あのときのことはいまでも覚えてる。オヤジもそうみたい。オレがそのときに着ていたボロボロのトレーナーを、いまでも大事に持ってるんだよね。キミも自分を責めることはないよ。勝負はこれからだ。(初出:週刊SPA!) |